食物アレルギーに配慮した幼児食

幼児食と言っても、基本的には離乳食の延長なので、

注意点は変わりません。

 

3~4歳でおやつの回数が2回から1回に減ります。

 

ただ、今まで除去していたものも除去しなくてよい状態に

変化する時期でもありますので、

入園前などに再度医師と除去について相談する必要があります。

 

お弁当持参の幼稚園であれば、親側で除去ができますが、

給食対応の保育園や幼稚園の場合、園側と相談、

もしくはお弁当持参になる場合があります。

 

いずれにしても医師の診断書が必要になりますので、

医師との相談は避けて通れません。

 

また、小学校にあがれば、基本的に全員が給食になります。

アレルギーのある子に無理やりそばを食べさせて

アナフィラキシーを起こさせてしまった先生もいます。

 

事前に打ち合わせが必要になりますので、

必ず医師による状況の説明(診断書)ができる状態にしておきましょう。

 

 

入園前で親の管理下で食事を与えられるうちに、

最低でも1ヶ月食事日記をつけてみます。

 

食事が原因でアレルギー症状が出る場合、

原因となる食事と症状の因果関係を知ることが出来ます。

素材だけでなく、調理に用いた調味料・調理法などを検討することができます。

 

生活環境の変化や季節・天候の変化・体調の変化などにより、

症状がでることもあります。

 

同じ食物を食べた時でも症状が一定しない時は環境因子も疑い、

今後の対策に役立てます。

 

また、普段食事の見直しに有効です。

症状が慢性化した場合は、新たな食品やアレルゲンを摂取していることに

気付かないことがあります。

 

また、除去した食品に替わり、日々多食している食物が

アレルゲンの場合もあります。

万が一普段と異なる症状が出た場合、アレルゲンの判断材料になります。

 

記録する内容は

・食事記録

・生活記録(起床・就寝・食事時間・遊び・お出かけ・天候・排泄)

・症状の記録(時間、症状の内容、こどもの様子)

・服薬記録(普段の薬、使用した薬、服薬による症状の変化)

があります。

 

食事だけでなく、環境因子や季節による他のアレルギー症状が

分かるようになるので、医師の診察を受ける際に重要なデータになります。

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食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方

一時期、離乳食を5ヶ月から始めるのは早すぎるという提唱を

著名な小児科医がしたため、離乳食を1歳以降に遅らせて

母乳またはミルクで1年は乗り切るといったお母さんが増えました。

 

実際私もやろうと思った一人ですが、

長女の食に対する強い欲求に負けて5ヶ月からスタートしてしまいました。

長男が食べるのを見ていて、自分が食べられないことに怒り続けたからです。

 

現在はアレルギーを心配して、

離乳食を遅らせるメリットはないと

考えられています。

 

私も常時主治医や栄養士さんと相談しながら、

自分の食物アレルギーについても話して、

進めてきました。

 

ただ、心配をして遅らせる必要はありませんが、

配慮をする必要はあると思います。

 

実際に私が栄養士さんの指示の元

行って来た離乳食の進め方を書いて行きます。

 

なお、離乳期と月齢はあくまでも目安です。

お子さんの様子を見て、遅らせても問題ありません。

 

・離乳初期(5~6ヶ月頃)

1日1回、午前中に与えます。

なめらかなポタージュ状のものを作り、口唇食べを教えます。

 

米→野菜→白身魚の順に与えていきます。

白身魚を豆腐に変えても構いませんが、

食物アレルギーを懸念する場合は1歳以降に遅らせても構いません。

 

米アレルギーの場合は、胚芽部を取り除いた低アレルギー米を利用します。

栄養価が低いので、ヒエ・キビ・アマランサスなど雑穀を少量混ぜるとベターです。

離乳食の進行と共に、通常米が食べられるようになることも多いようです。

 

野菜は人参・カボチャなどから始め、葉物野菜も混ぜていきます。

緑黄色野菜は毎日取り入れるように心がけます。

 

野菜はアレルギー検査でIgE交代が出ても、

加熱や灰汁だしで低アレルゲン化するので、

食べられることがおおいです。

 

大豆アレルギーが心配される時は、

豆腐は医師に相談して時期を決めます。

 

魚は症状の出にくい白身の小型魚(しらす・鱈など)から始めます。

しらすは塩分があるので、必ず塩抜きをします。

 

 

・離乳中期(7~8ヶ月頃)

母乳やミルクのみでは鉄分が不足してくるので、

鉄分の補給も入ってきます。

この頃フォローアップミルクに変わるのもそのためです。

 

ジャム状から煮潰したものに与えるものが変わります。

舌食べを覚えさせる時期になります。

 

離乳食の回数は一日2回に増えます。

初期と同様の食材も使いますが、

赤身魚・低脂肪肉・果物・海藻類・粉類を加えます。

 

初期同様、特定原材料である小麦粉は

状況に応じて完了期に入る1歳以降に遅らせてもよいでしょう。

 

赤身魚は鉄分が多く含まれるので、鰹・鮪・鮭などを与え始めます。

低脂肪肉は、鶏ささみや豚もも肉などを、細かくミンチ状にして使います。

 

大豆類を使う場合は、納豆をひき割り納豆か

包丁でみじん切りにした奈翁を湯がいて使います。

スーパーで離乳食向けの納豆も売られているので、それを使うのもよいでしょう。

 

果物類はりんごのすりおろしや細かいつぶしにします。

最初は火を通したほうがよいです。

 

海藻類は水で戻し、湯がいて細かく刻みます。

小麦粉を使う場合は、乾燥の細かいアオサをお好み焼きにして

小さく切って与えるのも子供も食べることを楽しめます。

 

卵黄・乳製品を始める時期ではありますが、

心配な場合は医師と相談して時期を決めます。

 

麺類・パン類は国産小麦の添加物の少ない製品を選んで与えます。

小麦アレルギーがある場合は、他の粉類(米粉・片栗粉・コーンスターチなど)を

使って代替え食材にします。

 

 

・離乳後期(9~11ヶ月頃)

1日3回に離乳食の回数が増えます。

食材の大きさも7~8mm角~1cm角といった

固形物を与えて、歯茎食べを覚えさせます。

 

この頃から、手づかみ食べを中心とさせるため、

スティック状の野菜を取り入れます。

 

魚介類はほぐした青魚を加えます。小骨に注意します。

ただし、鰯・鯖はヒスタミンが多く、油が劣化しやすいので、

離乳食が完了する1歳半くらいまで控えます。

 

肉類はひき肉を使います。

牛肉もアレルギーがなければ導入します。

慣れてきたら、小さな肉団子にします。

 

鶏・牛が使えない場合は、羊などの肉を使います。

 

大豆はゆで大豆を軽く潰して使います。

きなこや粉高野豆腐も使えるようになります。

大豆アレルギーがある場合は控えます。

 

果物は、湿疹が出ている時は柑橘類を控えます。

仮性アレルゲン(メロン・キウィ・いちごなど)に反応する時は除去します。

 

調味料は基本的な味噌・醤油・塩・砂糖が使えるようになります(ただし極薄味)。

大豆・小麦アレルギーで医師の指示があるときは、アレルギー用調味料を使います。

 

・アレルギー生活改善総合研究所

こちらの販売店で多く手に入ります。

 

食料油には、しそ油・えごま油・亜麻仁油を使うとよいです。

 

乳製品が使える時は、牛乳も料理に使えます。

代替商品に豆乳やココナッツミルクがありますが、

こちらもアレルギーに配慮します。

 

 

・離乳完了期(1歳~1歳半くらい)

1日3回とおやつ2回を与える時期になります。

大人の食事から味付け前のものを取り分けをして、

調理し、小さくして、奥歯噛みを覚えさせます。

 

大人に近い消化力がついてきます。

アレルギーのある食品は一度医師にかかって

除去状態を確認する時期になります。

 

柔らかめのご飯、1cm程度に切ったおひたし、

フライや千切りの炒め物もメニューに加えられます。

 

魚介類では、カニ・エビ・たこ・イカも、

湯がいて包丁で叩いて使えますが、

無理に導入しなくても問題ありません。

 

我が家や小エビと桜えびで代替えしました。

 

おやつとはいいますが、あくまでも食事を補う捕食なので、

おにぎり・ふかしいも・パンケーキ・果物などを与えます。

乳製品アレルギーがなければ、乳製品も与えます。

 

離乳食の時期は、嗜好品は与えないようにしましょう。

特にジュースや甘いお菓子はアレルギーを悪化させる方に働きます。

どうしてもの場合は赤ちゃん用のお菓子にします。

 

 

 

 

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妊娠中・授乳中の胎児や乳児に対する食物アレルギーの一次予防について

アレルギー疾患発症予防のために、

妊娠中から特に7大アレルゲンについて

摂取を控えるお母さんを見かけます。

 

一見、胎児に対してよさそうであり、

食物アレルギーハイリスク児の一次予防をしているように見えますが、

妊婦の低栄養を招き、食事バランスが崩れることがあります。

 

食事制限は十分な根拠がないため、

通常は勧められていないので、

自己判断で行うのは止めましょう。

 

また、健康によいと言われたものを、

多食・過食する場合もありますが、

多すぎてもよくありません。

 

また、糖分のとりすぎは、アレルギー性の病気は

腸内の悪玉菌を増やす要因になります。

身体を冷やさないためにも加熱食材を摂るようにします。

 

授乳中も、低栄養にならないように、

バランスよく食事を摂る必要がありますが、

母体が摂取したものが血液中に流れ込み、母乳に変わります。

 

鶏卵アレルギーなどは母乳経由で発覚することも多いので、

乳児の様子を見て、お母さんの摂取したものを食物日記として残し、

湿疹などアレルギー症状がみられる場合は小児科を受診します。

 

その上で、医師の判断を仰ぎ、

食事制限をするかどうかを決めます。

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食物アレルギーの表示を見る時の注意点

対象となるアレルギー物質は、特定原材料と

特定原材料に準ずる25品目に限られます。

 

特定原材料に準ずる18品目については、

表示が義務付けられていないため、

表示されていない場合があります。

 

原材料表示欄外に注意喚起が記載されている食品も見かけます。

 

容器包装の表示面積が30平方センチメートル以下のものには

表示されないことがあります。

 

『○○は使用していません』は必ずしも原材料に『○○が含まれていない』ことを意味していません。

 

例えばケーキ。

一般的に原材料に小麦粉(特定原材料)を使用して作られていますが、

原材料に小麦粉を使用せずに作るケーキもあります(米粉ケーキなど)。

 

この場合、小麦粉を使用していないことを欄外に表示されている場合がありますが、

製品の中に必ずしも含まれていないわけではなく、例えば同じ生産ラインで小麦粉を使った製品を作っており、

小麦粉が混入していることも考えられます。

 

アレルギー物質の表示は、他の表示より文字を大きくしたり、

文字の色を変えることができるようになっています。

 

店頭で量り売りされる惣菜・パン・注文を受けてから作られるお弁当・飲食店のメニューなどは

特定原材料が必ずしも表示されていませんので、注意しましょう。

 

知らずに子供向けメニューだからといってオーダーし、

レストランで食物アレルギー発作を起こすといった事例も少なくありません。

 

 

また、表示される場合、特定原材料または準ずるもので決められた名称で

表示されているとは限りません。

 

例えば小麦の場合、パン・うどんは特定加工食品で、

見た目で分かるため、表示されません。

 

また、類似しているだけの大麦・ライ麦・えん麦・ハトムギは

アレルギー物質に含まれないため、表示されません。

 

わかりにくいものもありますので、

必ず除去が確定した場合は、

どんな表記があるのか確認してみましょう。

 

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毎日の除去食のポイント

除去食と言っても、基本的には通常の食事と

極端な変化がある訳ではありません。

 

ご飯の他に1汁3菜というのが野菜の基本構成ですが、

頑張りすぎても大変なので、2菜でもよいと思います。

 

この構成は、よく耳にする和食の構成です。

主食・主菜・副菜を組み合わせて、カルシウム・鉄を多く含む

食品を加えてバランスよく摂る必要があります。

 

特に主菜の脂肪のバランスには注意しましょう。

1切れの魚、少なめの赤身肉(タンパク質が多い)、納豆・豆腐などを3色に分けて、

タンパク質の十分な補給をしましょう。

調理にはn-3系植物系脂肪をとれるようにします。

 

n-3系の植物系脂肪には、えごま油・しそ油・オリーブオイル・菜種油があります。

料理によって使い分けましょう。

抗炎症作用のある油を選びます。

 

また、副菜には緑黄色野菜や果物を摂るようにします。

カボチャ・人参・ほうれん草・ブロッコリー・トマト・柑橘類には

抗酸化作用があります。

 

ビタミンA・C・Eが含まれているものを中心に摂取します。

 

ビタミンA(カロチン)→人参・小松菜・ピーマン・カボチャ・ニラ・ほうれん草

ビタミンC→イチゴ・レモン・柑橘類・柿・ブロッコリー・小松菜・いも類

ビタミンE→ゴマ・卵黄・大豆・種子・小麦麦芽・バター・マヨネーズ

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アレルギー除去食

食物アレルギーが見つかった場合、

通常血液検査またはパッチ検査をして、

医師から今後の除去方法について提案があると思います。

 

血液検査結果は、米・大豆の検査結果の信頼性は低めで、

卵・牛乳については留意する必要があります。

 

ただ単に除去をすればよいと言うわけではなく、

除去をした分必要な栄養素をほかの食材から摂る必要があります。

 

また、除去の程度は個人によって異なり、

母子手帳で成長発達をチェックして『本人なりに』順調か?を確認し、

食物除去の見直しを定期的に行う必要があります。

 

主治医の元手、必要に応じて一般血液検査などを行い、

全身状態の評価を診断してもらう必要もあるかもしれません。

 

除去食とはいいますが、除去が目的でhなく、

食体験から健康な心身を学ばせ、家族の幸せが

最終目的になります。

 

除去品目が確定したら、

具体的な除去食品の範囲や食品例について

調べる必要があります。

 

例えば一口に大豆がダメとなったとしても、

味噌は大丈夫なのか?味噌もダメなのか?

この部分によって、調味料も加減する必要が出てきます。

 

先にも書きましたが、必須栄養素をきちんと摂っているかが

一番大切になってきますので、代替え食について考える必要もあります。

 

栄養素も重要ですが、カロリー・タンパク質・ミネラル・鉄分・ビタミンが

不足しないように配慮する必要があります。

 

また、一番気を付けたいのが加工食品のアレルギー表示です。

パッと見た目入っていないように見えて、

原材料自体に含まれている場合もあります。

 

非常に面倒ではありますが、原材料についても知識を深める必要があります。

 

いずれにしても、食物日記をつけて、回転食を考える場合や、

医師に相談する際の資料としておきましょう。

除去の出発はお母さんの勘が正しい場合が多いです。

 

また、食物アレルギーに限らず、アレルギーと聞くと、

不安から民間療法に走る場合もありますが、

安全である保証はありません。

 

面倒でも医師と相談しながら、

お子さんまたはあなたの体調をみて、

進めていくようにしましょう。

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